早稲田大学で行われた精神障害者リハビリテーション学会で、リカバリーカレッジに関する報告(口頭発表)をさせていただきました。
当日は、作成中のガイダンス案をご希望の方にお渡しし御意見をいただく機会ともさせていただきました。どうもありがとうございました。
演題名:「当事者を含めた多職種によるリカバリーカレッジ運用のための指針(ガイダンス)の開発」
【方法】
リカバリーカレッジに必要な要素と実践を把握するため、英国および日本で運用されているリカバリーカレッジの視察や聞き取りと各リカバリーカレッジで公開しているシラバスや年報、リカバリーカレッジに関する文献から情報収集した。これらの情報から、リカバリーカレッジの運用指針の枠組みと、示す内容の草案を作った。その草案を、リカバリーカレッジを既に運用している組織と、リカバリーカレッジを今後開設したいと考えている組織や個人に提示し、それらの妥当性と、加筆・修正が必要な点について助言を得た。
【結果・考察】
英国と日本での視察や聞き取り、英国のリカバリーカレッジに関する文献検討から、リカバリーカレッジで大切にしている理念があり、リカバリーカレッジの運用には、それらの理念の理解と、理念を体現するための実践の工夫が必要であることが抽出された。
(後略)