共同創造(コプロダクション)とは、のさまざまな説明を読んでいます。今回は、
think local act personal の平易版(Easy Read version) のご紹介です。
共同創造の10の秘訣 Our top 10 tips for Co-production
(アクセス:2020年7月25日)
共同創造(コプロダクション)とは?
共同創造とは、共に取り組むやり方のひとつです。
共に取り組むのは、たとえば読みやすいチラシを作るといったことから、新しい事業の企画をすることまで、なんでもかまいません。
事業やサービスに何が必要かを一番わかっているのは、その事業を利用している人達だというのが大事な点です。
そこには、その利用者の家族なども入ります。
対等な存在として共に取り組むことによって、人々が大切だと思うことが取り入れられます。
共同創造(コプロダクション)の私たちにとっての10の秘訣
1.共同創造は、そこにいる人は皆、対等な立場で発言ができるという考えからはじまります。
2.一番最初の時点から、そのサービスを利用する立場の人々も含まれていなければなりません。
3.計画段階から実行、評価まで、全てに、人々が関わります。
4.共同創造がうまくいくには、前線で働く人から管理者まで、そこに関わる全ての人々の思いが一つでなければなりません。
5.小さいことからはじめ大きなプロジェクトへと積み上げていきます。そして専門職ではなく、人々(市民)が主導します。
6.共同創造には、それぞれ異なる技術を持つ人々が必要です。
7.共同創造を支えるために適したスタッフを確保します。
8.サービスを利用している人々は、何が必要かを明確にし、それが実現するようしっかりと取り組みます。
9.サービスを利用している人々は、役立つものが何かを知っているので、彼ら抜きではよいものはできません。
10.誰かだけが全ての問題を解決しなければならないと考えなくてよい、グループが一緒に解決できます。
そして上記のほかに、共同創造が起きるために、
十分なお金とサポートがあること、たとえば謝金や交通費、わかりやすい情報、アクセス
スタッフにも十分な時間や必要なものがあること
誰かが他の人よりえらいといったことはない
適切なサポートがあれば誰もが貢献できる
耳を傾けることで人々の持っているものが引き出される手助けとなる
言われたことを検討し、行動する
力を分かち合うことを学ぶ、
などのこつも書かれています。
平易版は、字も大きく読みやすく、また、このような平易な言葉で表現することで、
より本質に近づいていく部分もあるように思いました。
東京大学 コプロダクション研究チーム 宮本有紀
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