リカバリーカレッジの文化祭が久留米市で開催されました(2023/3/26)

2023年3月26日(日)に、リカバリーカレッジ文化祭といって、全国のリカバリーカレッジが集まる催しが福岡県久留米市にある久留米大学御井キャンパスで開催されました。

久留米大学のウェブサイトに写真入りで紹介されていますので↓ぜひご覧ください。
https://www.kurume-u.ac.jp/social/topics/642a2768e5e2cbe39da9d539/
この催しは、リカバリーカレッジふくおかの主催で、久留米大学の文学部設立30周年記念事業の後援と、クラウドファンディングによる皆様のご支援により開催されました。
リカバリーカレッジ文化祭 https://www.rcfukuoka.com/featured-project

開催してくださった皆様、ありがとうございました。
参加させていただき、とても楽しかったです。どうもありがとうございました。


全国のリカバリーカレッジが集結し文化祭を開催

共同創造Co-production資料25: RECOLLECT Checklist と RECOLLECT Fidelity Measure

リカバリーカレッジの現在の発展状況を確認するチェックリスト(RECOLLECT Checklist)と、リカバリーカレッジが、英国のリカバリーカレッジをモデルとする考え方での理想のリカバリーカレッジにどの程度合致しているかを見るフィデリティ尺度(RECOLLECT Fidelity Measure)というものがあります。

ノッティンガム大学のリカバリー研究チームが開設しているウェブサイトである「Research into Recovery」の中に、これらの尺度の各国語版が誰にでもダウンロードできる形で公開されています。
https://www.researchintorecovery.com/measures/recollectfidelitymeasure/

日本語版の作成に、東京大学コプロダクション研究チームの宮本も参加させていただきました。
リカバリーカレッジを開催されている方やこれから作りたいと思われる方、リカバリーカレッジに参加されている方、さまざまな方にご参考になるかもしれません。
リカバリーカレッジに関連する尺度やリストではありますが、共同創造の考え方もかなり入っています。
これらを、リカバリーカレッジに関わっている人達(運営委員など)皆で自分のリカバリーカレッジについてつけてみたり、リカバリーカレッジに参加している受講者さんと一緒につけてみたりするなどで、いろいろな発見があると感じています。

リカバリーカレッジ高知の開校

リカバリーカレッジ高知が誕生しました。

開校記念のWebイベント
リカバリーカレッジ高知へGO!(7月24日)
https://www.u-kochi.ac.jp/soshiki/1/20220721.html
に参加させていただき、佐々木理恵さん、山崎正雄さん、リカバリーカレッジ高知の皆様、イベントにご参加くださった皆様とお話させていただきました。
イベントにご登壇された方々のお話がそれぞれにとても心動かされるもので、そのような場に参加させていただきありがとうございました。

リカバリーカレッジって何?というコーナーでは、リカバリーカレッジの理念と実践例(リカバリーカレッジガイダンス)をご紹介しながらりえちん(佐々木さん)とお話しさせていただきました。

その際に、リカバリーカレッジガイダンスに“精神保健福祉サービスとつながる”など、「精神保健福祉サービス」という表現があるが、ここに「医療」が入っていないのは敢えて抜いているのかというご質問をいただきました。
抜いているという意図は全くなく、精神科医療は精神保健サービスに含まれていると考えて、少しでも文字を少なく、というような意図で省略して「精神保健福祉サービス」と表現しておりました。
そのご質問をいただいて、あらためて、言葉一つ一つがとても重要だな、と感じました。またそれと同時に、「精神保健福祉サービス」という表現で伝えようと思っていることも、たとえば精神科医療を利用している患者さんはじめ市民の方には、何を指しているのかイメージがつかめないかもしれないなと思い至りました。
今後さらに表現を考えていきたいと思いました。

それから、教育と言ってしまうと、何か正しいものを教え込むというような印象があるかもしれないけれど、リカバリーカレッジはそうではなくて学び合う、新しいこと知りたいことを知る、そんな場というような話をしていたときに、リカバリーカレッジは大人の学び、成人学習・成人教育だということが重要なところなのではないかというお話があり、本当にその通りだなぁと思いました。

学びの場に出て来ること自体が難しい人がすごく多い、出て行きたいっていう気持ちがあっても、そこに出て行くのに勇気がいる。ということをお話してくださった方がいました。
そんな方達、まだ出会えていない人たちとつながるかけはしとなるような、そんなところ、そんな関係が築けたらいいなと思いましたし、その地に根付いていくということも大切なのだろうなと感じました。

ご登壇されたお一人お一人のお話、いただいた質問のどれもがとても印象的で、新しい関係性を作っていく、つながっていって地域も変わっていく、力強さや心強さも感じながら、わからないことに気付いてこの世の広さにどんどん気付きながら生きていくってことなのかな、などなど感じたり思ったりした時間でした。ありがとうございました。
東京大学 コプロダクション研究チーム 宮本有紀

★追記★リカバリーカレッジ高知についてお問い合わせをいただきました
リカバリーカレッジ高知については以下のリカバリーカレッジ高知のウェブサイトがあるようですのでそちらをご覧ください
https://sites.google.com/view/rc-kochi/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0?authuser=0

共同創造Co-production 資料16: 研究における共同創造

日本精神障害者リハビリテーション学会の発行している雑誌「精神障害とリハビリテーション」で、研究における共同創造や患者市民参画に関する特集が組まれました。

精神障害とリハビリテーション Vol.25 No.1 特集 研究における当事者参加 (出版年月日:2021/07/14) https://www.kongoshuppan.co.jp/smp/book/b587839.html

精神障害とリハビリテーション Vol.25 No.1 特集 研究における当事者参加

コプロダクション研究チームの小川亮や宮本有紀もいくつかの記事に参加させていただいております~。

なお、医療やサービスの共同創造も、研究の共同創造も、どちらも、効率重視でやってしまうとせっかくの共同創造が活かせないという思いと、しかしながら進めていくにはどこかで決めて動いていかないとせっかく共同創造で良いものを生み出しているのにそれを周囲に届けられないといった面があるように思っており、どうすると良いのかなぁ、と個人的には思っています。そして、あれもやりたい、これもやりたい、こんな風にしたい、と自分はとても欲張りで、でもどれもちゃんと取り組める時間をかけられていなくて結局どれも中途半端になってしまって、、、という感じになってしまっている自分を感じています。宮本の独り言でした。

「リカバリーカレッジおおた」の発足

このたび、東京都大田区で、「リカバリーカレッジおおた」が発足することになりました。

2020年7月17日(金)に第一回セミナーが行われます。詳しくはこちら↓をご参照ください
https://porque.tokyo/2020/07/07/post-2253/

-お知らせ抜粋-
■日時:2020年7月17日(金)19時~21時
■参加費:無料(初回のお披露目として無料実施とします。次回以降、会の継続のため有料実施の予定です)
■主催:精神障害当事者会ポルケ/ リカバリーカレッジおおた
■助成:公益財団法人キリン福祉財団

■申し込み方法
第1回 リカバリーカレッジおおた参加申し込みフォームです。
新型コロナウィルスの影響を考慮して、オンライン(zoomウェビナー)での実施になります。
下記リンクよりお申込みください。
https://forms.gle/d3rhA33ZDn9oMgME9

※事前申し込み制です。7月16日(木)正午を目安までにご登録をお願いします。

(リカバリーカレッジおおたは大田区の「精神障害当事者会ポルケ」がキリン福祉財団より助成を得てのスタートです
https://porque.tokyo/2020/03/19/post-1924/

ワークショップのご報告(20191215リカバリーカレッジから学ぶコ・プロダクション)

京都で、「リカバリーカレッジから学ぶコ・プロダクション 当事者・家族・専門職が共に考え、共に創るを実現するために」というワークショップに関係させて頂きました。

リカバリーカレッジにご関心のある方、共同創造(コプロダクション)に関心のある方、リカバリーにご関心のある方など、多くの方がご参加くださり、みなさんと共同創造や協働についてお話ししたり、グループワークをしました。
今すでにリカバリーカレッジの実践に関わっている方やご準備されている方々のお話や、リカバリーカレッジに限らず、さまざまな実践で共同創造に取り組まれている方達のお話しをお聞きし、あたたかい気持ちになったり、励まされたりしました。

企画してくださいました「ともにつくるまなびきょうと」のおーちゃん、てっちゃん、まつうらさん、ともさん、それぞれのご事情の中で会場まで足を運んでくださったり共に場を作ってくださった全ての皆様、りえちん、本当にありがとうございました!

研修会のご報告(201908岡山)

2019年8月に岡山で、リカバリーカレッジに関する研修会や講演会がありました。

2019年8月24日(土)13:00-16:00
「リカバリーカレッジの魅力:イギリスにおける取り組みから」
https://rcokayama.jp/assets/files/top/20190824.pdf

2019年8月25日(日)~28日(水)
「リカバリーカレッジ トレーナー養成研修」
https://rcokayama.jp/assets/files/top/r0825s_28w.pdf

いずれも講師はロンドンにある
CNWL Recovery and Wellbeing Collegeで共に働いている
シエナ・スキナー (Syena Skinner)さん
メアリーアン・ケーブル (Mary-Anne Cable)さん
です。

現在すでにリカバリーカレッジを実践されている方々、ご準備中の方々、リカバリーカレッジにご関心のある方々とさまざまなお話しをしながらご一緒に研修に参加できました。
シエナさんとメアリーアンさんのあたたかさに感動しましたし、イギリスでも、いろいろな困難がありつつも毎日続けていらっしゃるということがわかり、とても励まされました。

企画してくださった岡山の皆様、どうもありがとうございました。

リカバリーカレッジの理念と実践例(リカバリーカレッジガイダンス)公開しました

リカバリーカレッジの理念と実践例(リカバリーカレッジガイダンス)
の2019年3月版をウェブサイトにアップすることができました。
https://recoverycollege-research.jp/guidance/
↑ここからダウンロードできます。

この「理念と実践例」(ガイダンス)の作成の過程で、とても多くの皆さんにお世話になりました。本当にありがとうございました。
このガイダンスは、今後もアップデートしていきたいと考えております。
よろしければご覧頂き、御意見を上記ページにある「御意見記載欄」へご記載頂く、あるいは宮本まで直接ご連絡を頂戴できれば幸いです。


この「リカバリーカレッジの理念と実践例」は、これからリカバリーカレッジを作りたい、実践したい、運営したい、運営の仲間に加わりたい、という方たちの話し合いのきっかけになればと思い、ご紹介するものです。
このガイダンスは、今まですでに実践している人たちの知恵をご紹介するものであって、ルールや決まりではありません。
リカバリーカレッジは、それぞれの地域や文化の中で、さまざまな立場・属性の人たちの共同創造によって作られていきます。
このガイダンスが、リカバリーカレッジをはじめたい方たちだけではなく、リカバリーカレッジ以外の精神保健福祉サービスを利用している方、提供している方にも、なにかの参考になったり、共同創造や協働のきっかけになることがあれば大変うれしく思います。そして、日本の精神保健福祉サービス全体がリカバリー志向へと変革していくことに寄与できれば幸いです。

学会発表のご報告(20181215精神障害者リハビリテーション学会)

早稲田大学で行われた精神障害者リハビリテーション学会で、リカバリーカレッジに関する報告(口頭発表)をさせていただきました。

当日は、作成中のガイダンス案をご希望の方にお渡しし御意見をいただく機会ともさせていただきました。どうもありがとうございました。

演題名:「当事者を含めた多職種によるリカバリーカレッジ運用のための指針(ガイダンス)の開発」

【方法】
リカバリーカレッジに必要な要素と実践を把握するため、英国および日本で運用されているリカバリーカレッジの視察や聞き取りと各リカバリーカレッジで公開しているシラバスや年報、リカバリーカレッジに関する文献から情報収集した。これらの情報から、リカバリーカレッジの運用指針の枠組みと、示す内容の草案を作った。その草案を、リカバリーカレッジを既に運用している組織と、リカバリーカレッジを今後開設したいと考えている組織や個人に提示し、それらの妥当性と、加筆・修正が必要な点について助言を得た。

【結果・考察】
英国と日本での視察や聞き取り、英国のリカバリーカレッジに関する文献検討から、リカバリーカレッジで大切にしている理念があり、リカバリーカレッジの運用には、それらの理念の理解と、理念を体現するための実践の工夫が必要であることが抽出された。
(後略)

リカバリーカレッジに関する企画(2018年12月14日精神障害者リハビリテーション学会サテライト企画)

2018年12月14日(金)に行われた精神障害者リハビリテーション学会 サテライト企画
RecoveryCollegeを体験しよう!リカバリー入門
に参加しました!

これは、リカバリーカレッジ(東京都三鷹市)とリカバリーカレッジたちかわ(東京都立川市)の共同企画で、とても素敵でした。
たくさんの方がご参加なさっていて、皆さんの関心の高さを感じました。