日本のリカバリーカレッジ(2022年10月時点)

共同創造の実践例としていつもご紹介させていただくリカバリーカレッジ。
日本でリカバリーカレッジの理念(共同創造で運営されていて、誰でも参加できる、学びの場)に基づいて活動しているとお聞きしているカレッジの一覧を作りたいと思いつつ、全部を網羅はできていないのでかえってご迷惑をおかけしちゃうかな、と思い掲載を迷っていました。けれど、リカバリーカレッジはどこにありますか、とお問い合わせをいただくこともあるので、私の知っている範囲で、公開されているウェブサイトやフェイスブックページなど情報がわかるかもしれないリンクと共にあげさせていただきます。(2022年10月)

  • ここに載っていないリカバリーカレッジもあると思います。
  • リカバリーカレッジと名乗っていなくても、共同創造によって運営されていて、誰でも参加できる学び合いの場の実践をされているところもたくさんあると思っています。
  • 現在活動をお休みしているところもあるようです。
  • 情報は、宮本調べで、間違いもあるかもしれません。間違いなどに気づかれましたらぜひ教えてください。

リカバリーカレッジ (東京都三鷹市) 2013年開校
https://sudachikai.eco.to/pia/index.html

リカバリーカレッジたちかわ (東京都立川市) 2015年開校
http://recoverycollege.jp/tachikawa/

リカバリーカレッジ名古屋 (愛知県名古屋市) 2018年開校
https://recoverycollege-nagoya.com/

リカバリーカレッジみまさか (岡山県美作市) 2019年開校
https://www.facebook.com/recovery.college.mimasaka/

リカバリーカレッジOKAYAMA (岡山県岡山市) 2019年開校
https://rcokayama.jp/

リカバリーカレッジSAGA (佐賀県佐賀市) 2019年開校
https://m.facebook.com/profile.php?id=100068255426060

リカバリーカレッジあんなか (群馬県安中市) 2019年開校
https://www.facebook.com/recoverycollege.annaka/

リカバリーカレッジおおた (東京都大田区) 2020年開校
https://sites.google.com/edu.teu.ac.jp/recoveryota

リカバリーカレッジねやがわ (大阪府寝屋川市) 2021年開校
https://rcneyagawa.blog.fc2.com/

リカバリーカレッジふくおか (福岡県福岡市) 2021年開校
https://www.rcfukuoka.com/

リカバリーカレッジKOBE (兵庫県神戸市) 2022年開校
https://rcchauchaukobe.jimdofree.com/

リカバリーカレッジ高知 (高知県高知市) 2022年開校
https://linktr.ee/rc_kochi

リカバリーカレッジ、日本でも着実に増えているんだなーと感じています。
東京大学 コプロダクション研究チーム 宮本有紀

リカバリーカレッジ高知の開校

リカバリーカレッジ高知が誕生しました。

開校記念のWebイベント
リカバリーカレッジ高知へGO!(7月24日)
https://www.u-kochi.ac.jp/soshiki/1/20220721.html
に参加させていただき、佐々木理恵さん、山崎正雄さん、リカバリーカレッジ高知の皆様、イベントにご参加くださった皆様とお話させていただきました。
イベントにご登壇された方々のお話がそれぞれにとても心動かされるもので、そのような場に参加させていただきありがとうございました。

リカバリーカレッジって何?というコーナーでは、リカバリーカレッジの理念と実践例(リカバリーカレッジガイダンス)をご紹介しながらりえちん(佐々木さん)とお話しさせていただきました。

その際に、リカバリーカレッジガイダンスに“精神保健福祉サービスとつながる”など、「精神保健福祉サービス」という表現があるが、ここに「医療」が入っていないのは敢えて抜いているのかというご質問をいただきました。
抜いているという意図は全くなく、精神科医療は精神保健サービスに含まれていると考えて、少しでも文字を少なく、というような意図で省略して「精神保健福祉サービス」と表現しておりました。
そのご質問をいただいて、あらためて、言葉一つ一つがとても重要だな、と感じました。またそれと同時に、「精神保健福祉サービス」という表現で伝えようと思っていることも、たとえば精神科医療を利用している患者さんはじめ市民の方には、何を指しているのかイメージがつかめないかもしれないなと思い至りました。
今後さらに表現を考えていきたいと思いました。

それから、教育と言ってしまうと、何か正しいものを教え込むというような印象があるかもしれないけれど、リカバリーカレッジはそうではなくて学び合う、新しいこと知りたいことを知る、そんな場というような話をしていたときに、リカバリーカレッジは大人の学び、成人学習・成人教育だということが重要なところなのではないかというお話があり、本当にその通りだなぁと思いました。

学びの場に出て来ること自体が難しい人がすごく多い、出て行きたいっていう気持ちがあっても、そこに出て行くのに勇気がいる。ということをお話してくださった方がいました。
そんな方達、まだ出会えていない人たちとつながるかけはしとなるような、そんなところ、そんな関係が築けたらいいなと思いましたし、その地に根付いていくということも大切なのだろうなと感じました。

ご登壇されたお一人お一人のお話、いただいた質問のどれもがとても印象的で、新しい関係性を作っていく、つながっていって地域も変わっていく、力強さや心強さも感じながら、わからないことに気付いてこの世の広さにどんどん気付きながら生きていくってことなのかな、などなど感じたり思ったりした時間でした。ありがとうございました。
東京大学 コプロダクション研究チーム 宮本有紀

★追記★リカバリーカレッジ高知についてお問い合わせをいただきました
リカバリーカレッジ高知については以下のリカバリーカレッジ高知のウェブサイトがあるようですのでそちらをご覧ください
https://sites.google.com/view/rc-kochi/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0?authuser=0

Co-production 勝手にリカバリーカレッジの応援

共同創造によって学びの場を創り出すリカバリーカレッジが大好きで、勝手に各地のリカバリーカレッジを応援しております。
秋学期のスタートのお知らせをちらほらとお聞きしているので、リカバリーカレッジの講座を受講したい方や知りたい方達に情報が届くようにとここでも公開情報をご紹介させていただきます。
(ご紹介は順不同です。私=宮本が把握したリカバリーカレッジの情報のみ、かつ、公開されている情報のみ、2021/9/3の時点での情報をご紹介しております。受講料の有無はカレッジによって異なるのでご自身でご確認ください。)

リカバリーカレッジ(東京都三鷹市) https://sudachikai.eco.to/pia/course.html こちらのページに、2021年度秋学期講座の講座や申し込みの方法が書いてあるPDFに飛べるリンクがあります。ここにある資料によると、秋学期の受講期間は2021年9月29日~12月22日で、2021年度秋学期は、オンラインと対面の講座があるようです。申し込みは左側に「お申し込み」の欄がありますのでそちらから~

リカバリーカレッジたちかわ (東京都立川市) http://recoverycollege.jp/tachikawa/2021-22autumn/ 秋期講座は2021年9月~11月で、オンラインZOOM開催で、9月4日が始業式とあります! 

リカバリーカレッジふくおか(福岡県福岡市) https://www.rcfukuoka.com/  秋学期は9月下旬~12月のようで、応募期間は2021年8月22日~9月20日とありました!

リカバリーカレッジおおた(東京都大田区) https://www.ota-shakyo.jp/news/05/05/event-20210831161715 は9/14にオンライン講座があります。

COVID-19の感染拡大が落ち着かず、開催について検討継続中のカレッジの話もお聞きしています。早く状況が落ち着くと良いですよね。。

「リカバリーカレッジおおた」の発足

このたび、東京都大田区で、「リカバリーカレッジおおた」が発足することになりました。

2020年7月17日(金)に第一回セミナーが行われます。詳しくはこちら↓をご参照ください
https://porque.tokyo/2020/07/07/post-2253/

-お知らせ抜粋-
■日時:2020年7月17日(金)19時~21時
■参加費:無料(初回のお披露目として無料実施とします。次回以降、会の継続のため有料実施の予定です)
■主催:精神障害当事者会ポルケ/ リカバリーカレッジおおた
■助成:公益財団法人キリン福祉財団

■申し込み方法
第1回 リカバリーカレッジおおた参加申し込みフォームです。
新型コロナウィルスの影響を考慮して、オンライン(zoomウェビナー)での実施になります。
下記リンクよりお申込みください。
https://forms.gle/d3rhA33ZDn9oMgME9

※事前申し込み制です。7月16日(木)正午を目安までにご登録をお願いします。

(リカバリーカレッジおおたは大田区の「精神障害当事者会ポルケ」がキリン福祉財団より助成を得てのスタートです
https://porque.tokyo/2020/03/19/post-1924/

リカバリーカレッジの理念と実践例(リカバリーカレッジガイダンス)公開しました

リカバリーカレッジの理念と実践例(リカバリーカレッジガイダンス)
の2019年3月版をウェブサイトにアップすることができました。
https://recoverycollege-research.jp/guidance/
↑ここからダウンロードできます。

この「理念と実践例」(ガイダンス)の作成の過程で、とても多くの皆さんにお世話になりました。本当にありがとうございました。
このガイダンスは、今後もアップデートしていきたいと考えております。
よろしければご覧頂き、御意見を上記ページにある「御意見記載欄」へご記載頂く、あるいは宮本まで直接ご連絡を頂戴できれば幸いです。


この「リカバリーカレッジの理念と実践例」は、これからリカバリーカレッジを作りたい、実践したい、運営したい、運営の仲間に加わりたい、という方たちの話し合いのきっかけになればと思い、ご紹介するものです。
このガイダンスは、今まですでに実践している人たちの知恵をご紹介するものであって、ルールや決まりではありません。
リカバリーカレッジは、それぞれの地域や文化の中で、さまざまな立場・属性の人たちの共同創造によって作られていきます。
このガイダンスが、リカバリーカレッジをはじめたい方たちだけではなく、リカバリーカレッジ以外の精神保健福祉サービスを利用している方、提供している方にも、なにかの参考になったり、共同創造や協働のきっかけになることがあれば大変うれしく思います。そして、日本の精神保健福祉サービス全体がリカバリー志向へと変革していくことに寄与できれば幸いです。

20180804英国視察報告会のご報告

2018年8月4日(土)にリカバリーカレッジたちかわさん主催の「英国リカバリーカレッジ視察報告会」が開催されました。
今回は、2018年2月~3月に英国カレッジの視察に行かれた佐々木理恵さん、渡邊碧さんから視察報告をしていただき、現在の日本でのリカバリーカレッジの実践のご報告を三鷹の小林さん、立川の山本さんからお話しいただくという豪華な回でした。
事前に満席となってしまったために、開催前にご連絡できなかった皆様、申し訳ありませんでした。

とても盛りだくさんな内容で、発表内容をご準備して、その豊富な内容を私たちにシェアしてくださった佐々木さん、渡邊さん、皆様に感謝申し上げます。
英国リカバリーカレッジも私たちの理解も、進化と深化を遂げているのではないか!と感じるところが多々ありました。
開催に関わってくださったみなさま、どうもありがとうございました。

20171216リカバリーカレッジ紹介(こまば当事者カレッジ)

こまば当事者カレッジ2017年度冬期コースにて、2017年12月16日(土)にリカバリーカレッジについてお話しする時間を頂戴しました。

【第2回 れくわく】12月16日(土)13:00-17:00
内容:リカバリーカレッジに学ぶ:リカバリーって何だろう?

1.リカバリーとは 金原朋子
2.リカバリーカレッジとは 真嶋信二
3.リカバリーカレッジの講座シラバスとコ・プロダクション(共同創造) 宮本有紀
4.リカバリーカレッジにおけるピアの紹介と東京・立川市での実践 佐々木理恵

でお話しさせていただき、その後、話したいテーマごとにグループに分かれて話し合いました。
テーマは「私にとってのリカバリーは?」「コ・プロダクションはどのようにしたら起きやすいか?」「治療的アプローチと教育的アプローチ」「リカバリーカレッジにどんな講座があったらいいか」などでした。
グループで話す際には、敬意を持って忌憚なく。という言葉が紹介され、覚えておきたい言葉だなと思ったので、ここにも記させていただきます。

日本のリカバリーカレッジ

日本のリカバリーカレッジ実践

東京都三鷹市(巣立ち会のピアサポート事業)
http://sudachikai.eco.to/pia/pia-naiyou.html
「2013年(H25)春より三鷹市ピアサポート事業の一環として
「リカバリー・カレッジ」がオープンしました。」

東京都立川市
http://recoverycollege.jp/tachikawa/
「2015年10月3日にオープンキャンパスを開催いたしました。」

とあります。
英国のリカバリーカレッジもそうですが、
本格開講の前にテストランをしていたりするため、
いつから開講、と言うのは難しいと思いますが、
日本の英国モデルのリカバリーカレッジは
三鷹で2013年から、立川で2015年から、実践されている
と言えるのだろうな、と思っております。